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下近江町・十間町茶会
KOGEI AND TEA CEREMONY
下近江町・十間町界隈の古美術商3軒が共同してのお茶会。濃茶・薄茶・懐石の各お席を設え、3店舗を巡りお楽しみいただくものです。それぞれの店主が趣向を凝らし、各席の亭主を務め、お客様をお招きします。 大寄せの茶会とは一味違う、各席7名のお席です。それぞれの店舗での個性豊かな設えが見どころ。特に、普段はお目見えしない「お宝」の器やお道具にも出会えるかもしれません。一期一会の特別なお席。お越しを心よりお待ち申し上げております。
吉田健一さんの酒宴をなぞる酒宴
KOGEI AND BANQUET
昭和の名宰相吉田茂(父)がまだ外交官だった頃、赴任先の英国の冬の風景に似ていると、
つば甚の離れから眺める旧市街の眺望、冬の金沢を愛した吉田健一
雑誌の取材旅行をきっかけに金沢の魅力に取り憑かれ
その翌年から亡くなるまでの20年間、必ず毎年2月金沢に滞在しこの街を堪能した彼は
「金沢」という小説を著し「加賀料理」という言葉を創った。
彼が金沢に深入りするきっかけとなった文藝春秋連載「舌鼓ところどころ」に登場する数々の金沢の美味を再現し彼をもてなし小説「金沢」にも大きな影響を与えた福光屋当代、福光松太郎さんからお話しを伺いつつ味わい 彼が命名した福光屋「黒帯」を料理に合わせて熱燗、ぬる燗、常温、冷やと温度を変えつつ楽しみ
彼の工芸愛についても掘り下げて・・・尽きることを知らないこの時だけの宴。
小説の細部に宿る(今にも脈々と息づいている)この街の魅力の再認識まで、出来れば。