場の創造と そこで生まれるコミュニティが 人と住文化の未来を育んでいく The creation of “space” gives birth to community. This community nurtures the future of humans and housing culture.
金沢21世紀工芸祭 kanazawa 21st CENTURY kogei festival
モノからコトへと言われて久しい現代。人々 のライフスタイルや消費行動は大きく様変わりし、所有価値よりも体験価値、知識や経験、感動をシェアするコミュニティの価値はもはや一般常識になった。そして、そんな時代の急激な変化を敏感に察知し、不動産の分野で成長を続けてきた企業がある。リノベーションでくらしとコミュニティをデザインする集団、リビタだ。
ストック型社会を見据えるリビタは、2005年の設⽴以来、「次の不動産の常識をつくり続ける」というビジョンのもと、新しい住まいやビジネスモデルを次々と生み出し、業界を牽引し続けている。
事実、社宅やマンションの一棟丸ごとリノベーションや、リノベーションのワンストップコンサルティングサービス(リノサポ)、シェア型賃貸住宅「シェアプレイス」シリーズの運営といった取り組みは、グッドデザイン賞をはじめ、名だたる賞を受賞するなど、高い評価を得ている。 それは、ただの「ハコ」ではなく、「場」を創造することでコミュニティを形成し、そこでくらす人と人、人と住まい、人と地域を結ぶ架け橋となることで、その地域や街での暮らしを豊かにしたいという想いがあるからに他ならない。
流行をつくることがゴールではない
築50年超のUR団地の一部を学生寮とした「りえんと多摩平」などは、若い人たちが移り住むことで、多世代・多文化交流のあるコミュニティとして生まれ変わった、団地再生・地域再生を実現した好事例と言えるだろう。
そんなリビタの次なる挑戦が、全国各地の老朽化した遊休不動産を宿泊スペースと地域に開かれたシェアスペース、飲食店等からなる地域の活動拠点として再生させる、シェア型複合ホテルという新業態だ。2016年3月、北陸金沢の地に開業した「HATCHi 金沢」を皮切りに、東京、北海道、金沢(2号店)、京都での開業を順次計画しており、地域の活性化に貢献することを目指していく。
また、築20年で価値がゼロになると言われる中古戸建の構造性能・環境性能を新築同等以上に確保した上で、あえて⼿を入れる余地を残したリノベーションを行い「自ら丁寧に手を入れる暮らし」を提案するなど、日本の家の在り方の再構築にも挑む。流行をつくるのではなく、不動産という枠組みを超え、時代の先を見据えた真の豊かさを追求し提案し続けるリビタが、これからどんな住文化の未来を描いていくのか。 大いに注目だ。
株式会社 リビタ
東京都渋谷区渋谷2-16-1 Daiwa 渋谷宮益坂ビル11F
https://www.rebita.co.jp/
こちらのコラムは、街なかで配布している『金沢みらい工芸部』のリーフレットでもご覧いただけます