自然と共生する家を通して 日本家屋のDNAを次世代へ Passing the DNA of Japanese houses on to future generations Through houses that are united with nature
金沢21世紀工芸祭 kanazawa 21st CENTURY kogei festival
建築は、遥か遠い時代から続く「ものづくり」。 職人たちの技を結集し、ひとつの建物を造り上げていく。石川県を中心に住宅建築や宅地の分譲を手がける中部ジェイ・シィも、ものづくりに携わる建築会社のひとつだ。
中部ジェイ・シィが提案するのは、「豊かな暮らしができる家」。四季を感じ、光や風の力を取り入れながら自然と共生する。家族の形態に合わせて手を加え、末長く暮らしていく。家の中心で家族が会話を楽しんでいるー。そんな、かつての日本家屋には確かに存在した豊かな暮らしを取り戻し、次世代へと受け継いでいくための手段としての「家」づくりを目指している。
金沢市にあるモデルハウス「かたりべの家」は、中部ジェイ・シィの想いを追体験できる場所。北陸特有の気候に順応するように建てられたこの家は、高い断熱性を誇り、夏は涼しく、冬暖か。壁の中にまで新鮮な空気が行き渡るので湿気の影響を受けにくく、建物が傷みにくいのも特長だ。床材には、天然の無垢材を使用。本物だけが持つ感触の魅力に気づき、ゆったりとくつろぐ子供の姿もよく見られるという。
帰りたい家、帰りたい街
新しい「ふるさと」をつくっていく
いい家づくりに必要なのは、プロフェッショナルとしての意識。2016年、中部ジェイ・シィは「協働」を新たなスローガンに掲げた。設計士や現場監督だけでなく、大工や左官といった職人たちの意識をさらに向上させるのがねらい。関わる人たちが対等な立場で向き合う妥協なきものづくり。時に激しい議論も交わされるが、すべては「ここに帰ってきたい」と思える家をつくるためだ。
中部ジェイ・シィはまた、「家づくり」は「街づくり」であるとも考えている。家と同じように、人々が「この街に帰ってきたい」と思える景色を心に描けるよう、周囲の街並みとの調和を重視した家づくりを追求している。
人生の原点ともいえる家やふるさと。自然と共に生きる住まい方を通して、生き方までも豊かにしていくことが中部ジェイ・シィの夢だ。住まう人の思いをカタチにし、想像を超える心地よさを実現する家。そこにはいつも家族が集い、団欒する光景があるに違いない。
株式会社 中部ジェイ・シィ
石川県金沢市諸江町上丁581番地2
http://www.chubu-jc.com/
こちらのコラムは、街なかで配布している『金沢みらい茶会』のリーフレットでもご覧いただけます