2023年3月5日(日)、400年前の小堀遠州の茶事の記録をもとに、一連の料理を再現されました。料理の記録には「鴨の肉に葛をかけ」「鴨肉を煎り…匙を添えて」など今日の治部煮を想起する献立も記されており、金沢の老舗料亭つば甚が料理を担当しました。
Vol.2では、宗桂会館を訪れて中川 衛 氏(人間国宝)のレクチャーとナビゲートで展示を鑑賞し、加賀の金工の歴史と技に触れる機会となりました。
室町将軍家、織田信長、豊臣秀吉、徳川将軍家と時の権力者から信頼を得て金工界をリードした後藤家。分家に生まれた後藤覚乗は、加賀藩2代藩主前田利長、3代藩主利常に仕え、残された古文書や手紙からは、身分を超えて利常とは密接な関係であったことが窺える。
覚乗の直系子孫が書いた「後藤家旧記」には覚乗と加賀藩の繋がり、また茶会に招かれた際に記した詳細な茶会記が残る。
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