共鳴する才能 ~光悦と金沢~
Resonating talent -Koetsu and Kanazawa-
桃山から江戸時代初期にかけて、書・陶芸・作庭など多方面で活躍したマルチアーティスト・本阿弥光悦。京都鷹峯の地で芸術家村を創り、俵屋宗達と共に「琳派の創始者」としても知られている。本阿弥家は光悦の父・光二の代から前田家より知行を与えられ、光悦も度々金沢に来訪。結果、金沢の工芸や文化は、光悦をはじめとする京の寛永文化と共鳴し独自の発展を遂げることとなった。そして、それを明治まで金沢に伝えた光悦の子孫たちの存在。これまであまり知られることのなかった金沢と光悦の深いつながりについて、本阿弥家ゆかりの寺、経王寺にて紐解いていく。
Hon'ami Koetsu, the multidisciplinary artist who flourished in the 16th and 17th centuries,visited Kanazawa frequently and impacted the crafts and culture. Read and understand the relatively unknown connection between Kanazawa and Koetsu at a temple frequented by the Hon'ami family.