金沢アートスペースリンクのオープニングイベントが開かれました!(9月23日)
金沢アートスペースリンク(以下ASL)のオープニングイベントがこのほど金沢アートグミで開かれました。普段なかなか聞くことのできないギャラリストの思いを聞け、ASLを回る楽しみがUPしました!
この日はASLに参加するアートスペースのオーナーをはじめ、金沢21世紀美術館副館長の黒澤伸さん、金沢アートグミの上田陽子さんが出席。ASLでの展示内容をはじめ、ギャラリー運営への思いや独自の活動について話しました。
加賀でギャラリーやカフェを運営し、今年金沢にも進出したFUZONの山根大徳さんは「かつて13年金沢で過ごした。馴染み深い街が少しずつ変わるプロセスを見て、金沢で自分ができることがあるんじゃないかと思った」と出店の経緯を紹介。
「美術は人の営みであり、社会現象でもある」というガレリアポンテの本山陽子さんは、11月下旬に金沢で開催され、自ら実行委として関わるアートフェア・KOGEI Art Fair Kanazawaについて「美術で食べていける土壌づくりを目指す試み」と意気込みを語りました。
ほかにも、「いろいろなジャンルの文化、芸術を語り合う場にしたいと思いオープンした」(ミュゼ・益田玲子さん)、「作家を生かすことをすべての中心に置いて活動してきた」(トネリコ・細川真衣さん)など、新たな発見があったひとときでした。振る舞われたエジプト料理のコシャリもとってもおいしかったです!
意外だったのが、金沢のアートスペースが比較的新しいこと。2017年のASL参加スペース23のうち、最古参はギャラリーアルトラ(1997年開廊)、最も新しいのは玄羅アート(2017年開廊)でした。20年で23カ所!金沢のアートシーンを語る上で、この20年は激動の時代といってもよいのかもしれません。その背景には何があったかなど、ASLの会場を巡りながら考えてみるのも楽しそうです。
アートスペースリンクの会期は10月14日から11月26日(プレ期間は10月13日まで、コア期間は11月11日から最終日まで)。問い合わせは金沢アートグミ(076-225-7780)まで。